勤怠システム変更に伴うチェンジマネジメント支援
顧客: 国内大手消費財メーカー
顧客規模: 3,000名
プロジェクト: 勤怠システム変更
スコープ: 勤怠管理
役割
勤怠システム変更プロジェクトにおいて、チェンジマネジメント(以下CM)を担った。構想策定から参画し、プロジェクトスポンサーやリーダークラスの理解醸成や関係構築、目的・ビジョンの明確化、現状分析課題把握、ステークホルダーの特定等を行い、CMの役割定義や戦略策定、ロードマップの策定を行った。実際のプロジェクトが始まってからは、変更影響度測定を用い、システム変更という変革が、誰にどのような影響をどの程度もたらすか分析し、随時活動内容の改善を策定実行することで、質の高いプロジェクトデリバリーを実現した。
課題/チャレンジ
顧客のCM概念・知識の浸透度が低かったため、共通言語を作ることから始める必要があった。現場の特性として、事業所ごとに適したコミュニケーションスタイルが異るため、全社画一的でなく各事業所の特色を考慮したアプローチをする必要があった。またコミュニケーション手段が限定的で、社内サイトへの掲載やメール以外の方法で、全社員に広く情報を届ける必要があった。
どう解決したか
まずは、マネジメントクラスへCMの理解と協力を得るための説明会を行い、序盤からの協力獲得に成功。リーダーシップを発揮して頂くと共に、社内のCM啓発を行って頂いた。
現場では、各事業所のSMEにCM推進して頂くこととした。各事業所の特色に通じているSMEに主体的に動いて頂くことがキーだと考え、自身は全体のCMアプローチを定めた上、SMEが主体的に活動するサポートを実施。その結果、事業所内でCMが推進されただけでなく、横の連携が生まれ、効果のあった施策を事業所間で取り入れる効果も得られた。
社内コミュ二ケーションには、対面説明会や社内サイネージを活用。新設会議に社員を招集することが難しかったため、既存会議を利用し、最大数の社員に情報を展開した。サイネージでは、システム変更数月前からキーメッセージを掲載し、目的意識やビジョンの共有を行った。稼働日が近づくと、新システムの操作ポイントを掲載して、システム操作の理解醸成を促した。
どう顧客を成功へ導いたか
プロジェクト全体を通し、顧客と対話しながら共に解決策を見出していくことで、実現性の高い施策を講じることができた。結果、稼働直後の問合わせが殆ど発生せず、ほぼ全社員が操作ルールや期限を守ってシステム利用ができているとのご報告と感謝の言葉を頂くことができ、CMの力でプロジェクト成功に導けたことを嬉しく感じた。
Posting code: wgeogpq
お問い合わせ先
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