SAP Business ByDesign® におけるサービスオーダーのディスパッチ
2022年9月
日本アタウェイ株式会社
ディスパッチボードの提供
2208バージョンの機能でのアップデート
2202リリースでは、SAP Business ByDesign®はサービスオーダーワークセンターにディスパッチ(急送)ボードを提供しています。このボードを使用すると、サービスプランナーは、従業員のニーズに基づいてサービスオーダーを割り当てることができます。
この機能を利用するには、「サービスオーダー」からビジネストピックの下にある「ビジネス構成」にて範囲を指定する必要があります。
このビジネスオプションが適用されると、リソースアベイラビリティ機能は、従業員のワークロードを計算するときにサービスオーダーの割り当てを考慮に入れます。
サービスプランナーは次の機能を使用できます
ディスパッチ(急送)ボードというワークセンタービューがサービスオーダーワークセンターに追加されます。 これにより、サービスプランナーは、割り当てられていないサービスオーダー項目の概要を取得し、ワークロードに基づいて従業員に割り当てることができます。
リソース検索は、サービスオーダーワークセンターの一部として割り当てることができます。 これにより、サービスプランナーはスキルとアベイラビリティに基づいてリソースを検索できます。リソース検索から起動されるリソースカレンダーには、プロジェクトタスクと従業員に割り当てられたサービスオーダーの両方が表示されます。フィールドサービスワークセンターにアクセスするサービス担当者は、リソースカレンダーに共通タスクを介してアクセスできます。
注意:
この機能は、コミットされた作業に基づくリソースカレンダーでは使用できません。これにより、ディスパッチボードのスコープオプションが読み取り専用に表示されます。 有効にするには、「プロジェクト編集→プロジェクトリソース編集の下の「スコーピング質問」に移動し、「リソース管理のスコーピング指定」オプションを選択してください。プロジェクトタスクで指定した計画された作業に基づいてリソースの可用性を検索する方法が説明されています。
(※)参照元 https://blogs.sap.com/2022/02/07/service-order-dispatching-in-sap-business-bydesign/
まとめ
SAP Business ByDesign®は今後もアップデートを継続し、最新のデータ分析機能の提供をクラウドソリューションによって可能にします。変化の加速する現代市場において、企業が競争優位性を確立するためには、デジタル技術の活用によって経営体制に変革をもたらし、競合他社にはない付加価値を創出する仕組みを構築しなくてはなりません。そのためには、優れたデジタルソリューションを導入するとともに、事業活動を通じて収集・蓄積されたデータの戦略的な活用が求められます。データに基づいた分析で企業の未来を構築するSAP提供のERPシステムBusiness By Design® の導入をぜひご検討ください。
日本アタウェイについて
アタウェイはプロセスやシステムに関するコンサルティングをグローバルで提供しており、2000年にフランスで設立後、現在は14か国、19拠点に展開しております。
日本アタウェイは、アタウェイの日本法人として2007年に設立後、多数のプロジェクトの成功に寄与した実績を保持しています。専門業務・製品知識 を有するコンサルタントが多数在籍しており、ほぼ全てのコンサルタントが日英バイリンガルです。言語、文化、働き方の違いなど、グローバルプロジェクトの課題・難しさを熟知した少数精鋭チームで、お客様と一丸となって柔軟にプロジェクトを遂行し、投資対効果を重視したコンサルティングサービスを提供しています。
日本アタウェイは財務、サプライチェーン、人事等の日本の基幹業務に精通しており、またプロジェクトマネジメントやチェンジマネジメントのサービスも提供しています。SAPのオンプレミス型及びクラウド製品(ByDesign®、SuccessFactors®)、Kronos®ワークフォースマネジメント製品に加えOracleのオンプレミスやクラウド製品の導入も手掛けています。
また日本アタウェイは、日本で唯一Prosci®のチェンジマネジメント認定資格を提供しています。
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